Bitter Sweet

ときめきたいったらありゃしねえ

三三七拍子を塩素の香りに乗せて





外に出てみれば茶色掛かって力尽きた葉っぱが沢山地面に横たわっている。空は驚くほどに灰色一色で凹凸なんかありゃしない。本日、日曜。

世は3連休の真っ只中である。




かくいう僕は一週間に五回あるうちの唯の一日に過ぎず、室温34%湿度60%の閉鎖された空間に閉じ込められ、まるで何かの規則性があるかのように決められたポーズで水の中を歩くお年寄りの方を眺めながら監視台の下で惰性を綴っているところだ。





これはアルバイトに限らずだが、人は絶対自分だけの為に動くより、他人の為に動いた方が本気になれる。と私は思っている。


こんなところで堕落して弛みきった中年のお腹を見てるよりも
今日、大事な試験が待ち受けているあいつの横でくだらない冗談でも言ってリラックスさせてあげたいと切に思う。

そしたら今よりもっと目の前の人の為にも自分の為にも動けるのに。







別に目に見える程の力になれなくても良い。
〜のおかげでなんて言われるのは理想だけれど、まさかな、とか、そうかも、とか後で匂ってくる気がする、
そんなものでいいから何か誰かの力になれればと思って今日も愛想笑いを浮かべよう。




為せば成るなんて思わない。
しかし、為さねば成らぬ、何事も。
そして、それを成せる為の努力はしてきただろう。







隣の県から緑の枠に囲まれた唯の文章を送ることしか出来ないけれど
気負わず、がんばれ。





















あ、お昼休みだ。
どん兵衛買ってきたんだ。特盛り。楽しみ。