Bitter Sweet

ときめきたいったらありゃしねえ

365×4=







東日本大震災から四年が経った。
もう四年か、とまだ四年か、が交差する。
四年間で得られたものは何だろう。

3月11日に宮城県に居たことも、福島県に居たことも、山形県に居たこともあるけれど14時46分は皆立ち止まって黙祷をする。関東や関西の詳しいことはわからないけれど、1分間は追悼の意を込めると共に、日常に溶け込んでしまって風化してはいないことに安堵する。


あの日から、毎年この日になると決まって雪が降る気がする。東北でこの時期に雪が降ることははさして珍しい事ではないのだが、せめて今日位、穏やかな春が来れないものかと空に向かって想う。

Twitterで「黙祷」って呟いたり、くっさい感動エピソードをリツイートで回してくる奴らはともかく、僕の周囲は本格的な復興に向けて行動を起こしている方が多く居る。復興が複雑化する中、自分の立場から自分が出来ることを考えている。大きなイベントを立ち上げ、収益を被災地復興の為に贈る方や、ギターを持ってステージで叫び、呼び掛け、平和を歌う方も居れば、自分の足で三陸沖や仮設地域に向かい、生活の改善や心のケアに努める方もいる。他にも多岐にわたる支援の仕方があって、極端な事を言えば「私は何をすれば良いのだろう、今度こういった支援をしていきたいな。」と思索するだけでもある意味復興へ繋がる小さくも大きな一歩である。


そんな僕は被災地へと向かわずに、県の大きな施設で企業の説明を受けた。福島へ行く車に同乗させて頂くお話も貰ったのだが気持ちだけ持って行って下さいとお願いをした。

パイプ椅子と机を並べただけの簡易的な説明会ブースに座りながら自分はこんなところで何をしているのか、もっと他人の役に動けるのではないかと何度も何度も思ったが、自分の事も熟せない奴に他人をどうこうしようとする資格も無いと無理矢理自分の肩を押し付け、椅子に座らせた。


行けないのならば、せめてこの日に同じ空気を吸って今日を過ごそうと躍起になって呼吸した。
彼等と同じ日々を、生きてる。






今日も今日とて先程夜中にコンビニに繰り出した。東北では雪が降りしきり、薄く道路に積もる中、傘を差してファミリーマートを目指した。あの街も雪降ってるのかな、寒くなければ良いな。

同じ道を辿って帰ると、当然行きの足跡が残っていて右往左往どっちつかずの点々がぽつりぽつりと続いていた。
迷う事も悩む事もあるけれど歩みに出なくても良いじゃないかと苦笑した。
今日だからこそ、許せた。
3月11日くらいはその場で足踏みしても良い気がした。
明日からは4年と1日目。
今度からは足跡が真っ直ぐつくように前を見据えて歩こう。足元ばかり見てもズレてしまうだろうから。






書いている最中に12日になってしまった。表現の仕方とか、伝え方とか言い回しとか、気に障る方がいらしたらごめんなさい。自分なりにしっかり考えてみたのです。どうかご勘弁を。













「「これぐらいしかできませんが」というほんの少しの無理が重なって大きなものになる。」いつかTOSHI-LOWさんが言っていたこの言葉を胸に置いて今日からまた少しずつ、ほんの少しずつ無理するんだ。















































































♪鼎の問/BRAHMAN