年の瀬クライミング
一年の中で年末年始が一番好きだ。
めでたい人もめでたくない人もいるだろう。だが、めでたくなければいけないという一種のある脅迫めいた街の赤に侵され大人達が馬鹿みたいになっている様が非日常感があってわくわくする。
躍起になってめでたい日を取り繕ってもその日だけを見たら結局唯の1日に過ぎない訳だが、まぁ1年を振り返る区切りには良い日だし、ここで2014年に手を振って来たる2015年への想いを書き記しておこう。
今年は人との出会いに恵まれた年だった。去年までの僕は大学での人間関係なんてどうでもよかった。兄がそうだった様に、県外の大学に実家から通い、地元でアルバイトに勤しむ僕は金にもならない無駄で大学生らしい関わりは不必要だと切り捨てていた。今までサッカーをしてきたおかげで大学生になっても声を掛けてくれる人はそれなりにいたが、自発的にアクションを起こさなければそれ以上の関係性を作れない大学のシステムに疲弊してしまっていた。
それらを言い訳にうまく振る舞えない臆病な自分を見ないことにしていたことも知っている。
今年は優しい人に沢山会ったんだ。自分を犠牲にして他人の役に立とうと直向きに生きる人間を初めて見た。口だけそう動かす人達は今まで幾らでもいたけれど、彼らは本気なんだ。何も疑わずお人好しなんだ。
彼らに出会えて本当に良かった。大袈裟かな。普段それ程自分の想いを口にすることの多くない僕がこんな思いを馳せてこっそり文章にしていることを知ったら驚くだろうか。それでもいい、今年僕が作らない笑顔で接することのできた彼らはそれ程の感謝と尊敬と発見を与えてくれたんだ。
ゴミクソみたいな出来事が年始めにあったけれどゴミクソはゴミクソでゴミ箱にポイ。ゴミ箱ごとポイ。ポイした事すら霞む程に沢山の感謝を有難う。
来年の抱負は
至る人に必要とされること。
他人の役に立つこと。
以上。
就職活動とか、就活とか、就職活動とか、やる事は余りにも多いけれど周りにとっても自分にとっても幸せが溢れる1年になりますように。
2014年、ありがとうございました。
2015年、よろしくお願いします。
今日も1日、生きて、こうして年を重ねられる事に感謝。
来年も、何卒。