Bitter Sweet

ときめきたいったらありゃしねえ

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年の瀬クライミング

一年の中で年末年始が一番好きだ。めでたい人もめでたくない人もいるだろう。だが、めでたくなければいけないという一種のある脅迫めいた街の赤に侵され大人達が馬鹿みたいになっている様が非日常感があってわくわくする。躍起になってめでたい日を取り繕っ…

掘り炬燵を囲んで

自分が満ち満ちた時間を送れているのは粗、いや、全て他人のお陰だ。僕の場合は。感謝と尊敬と配慮の入り組んだ空間というものは最高に気持ちが良い事を改めて知った。お酒なんか飲まなくても酔っ払えるし、それは頬も紅潮してしまうものだ。「寝ないでね!…

シナプスが猛ダッシュ

2014年12月22日午後7時、ロックバンドには珍しく開演時間をそんなに押さずに照明が消え、それは始まった。白く薄い幕はまだ降りず、後ろの照明から照らされたメンバーの影と掻き鳴らす音が我々の喧騒を遮断するかの様に皆の心臓を殴る。顔の見えないメンバー…

隙間を埋めに

いまから、東京へ行くよ。 テストを終えたその足で仙台駅から新幹線に飛び乗って。 明日も明後日も予定はあるのに、それでも行くんだ。 僕にはきっとそれ程の、それ以上の価値があることだと思う。 the HIATUS Closing Night-Keeper Of The Flame Tour 2014 …

靴底が均等に減るように

この文字を打っている段階で現在、16時38分。 まだ今日はなにも口にしていない。 何故かというと郵便局に用があり、発送手続きをしていると窓口の綺麗で可愛らしいお姉さんから予想以上の送料をぶんどられたからだ。 おかげで40円位しか財布に入っていないよ…

それなりモーニング

こんな時間に下りの電車に乗るのはいつぶりだろうか。これから始まる憂鬱を眉間の皺と一緒に潰しているサラリーマンと瞼が今にも垂れそうな大学生と生足全開の女子高生に溢れたなんとも言い難いこの哀愁漂う光景。ううむ。この動く箱に入っている皆がこれか…

足元の黄色いステッチを頼りに

ジムとプールの往復をすることによって温度差で体調も気分も上下する。かれこれ誰もいないプールの監視台に30分程座っているのだが僕は一体何を監視しているのだろう。生温い水の張ったこの空間に有線から流れるaikoのはつらつとした歌声が小突く様に反射す…

カリーパンって言う輩は信用出来ない

男ならば、いや、人間ならばいい格好したいっていう感情が何処かしらに有ると思う。世の中皆ガンジーの様に全てを悟った人達ばかりではないのだから。だが、もしかするとガンジーでさえも体裁を気にしてそれっぽい名言を残していったのかもしれない。言い過…

横一列が正しいのか

アルバイトから帰ってきて、お風呂に入ると、もう夜もだいぶ更けていて家の中も耳を澄ませば張り詰めた音が聴こえる程静まり返っている。生活リズムが全く異なる祖父と祖母に迷惑がかからないようにとテレビの音量を「5」まで下げ、自分でも耳を傾けないと聞…

裸眼のピントが合わなくて

今日、昨日か。衝撃的な出来事があった。そいつは今迄僕が感じたことのない負の感情である。ゴッホでも、ピカソでも、何年もかけて描いた絵でも、バケツ一杯の墨をかけてしまえばいとも簡単に台無し。そういうもの、そういう黒色の何かしらだろう。動悸が激…

ニンゲンホイホイ

どこまでも上手く回らない日ってあるんだ。最初に上手くいかないことがあるとそれにつられるようにその次も、またその次も良くないことが起きる。良くないことが起こったことによって良くないことが引き起こされたりもする。今日は正しくそれだった。雨が降…

踏み込みが軋む季節

こんにちはこちらはとてつもなく寒い。今日は上着を5枚着てもまだ寒い。末端冷え性の僕にはこの時期は酷過ぎる。それなのに起きた時、ヒーターが壊れて付かなくなっていたよ。最悪の朝だ。夜に布団に入った時よりも朝起きた時の方が重量が10億倍くらいになっ…