生命線より豊麗線
ズッとならないようにグッと
今週のお題「さむい」
久々の今週のお題。緊張する。白い息を吐きながら書くよ。
大寒波は「今から行くね」とは言わない。
急にやって来た猛風、それと圧倒的な白は僕に、いや殆どの人にとってよろしくないものであるのではないだろうか。
動きたくなくなる、だとか
手が悴んで携帯が打てなくなる、だとか
運転しづらくなる、だとか
電車が止まる、だとか
いつから僕は雪を好意的な目で見ることが出来なくなったのだろう。
ド田舎で生まれ、育った僕は、ぎゅっと握れば固まるあいつを至る所に投げながら登下校を繰り返して小学校に通ったものだ。
手袋なんて必要なかった。冷たさなんて、雪を触ることへの好奇心と急に現れた非日常性にあてられて掻き消されていた。
今日の雪は固まりやすいやつだな、やったぁ。
なんて台詞は、
何年間も口にしていない。
雪を触ることによるによって得られる損得を無意識に享受しようとしているのだろうか。感覚的に雪に触ることへのデメリットが大きく、メリットが無いと感じた頃、僕は無意味な大人らしさを獲得する。
どこぞの野良犬が描いた、雪の上に広がる黄色い絵画も最近はあまり見かけない。
お互い、落ち着いたなぁ。
たまにはふてぶてしくても、良い。
♪Lolita/ドレスコーズ
木目の波が歪んで見えて
スウェーしてジョルト
2015、失礼します。
年の瀬クライミング
今年は人との出会いに恵まれた年だった。去年までの僕は大学での人間関係なんてどうでもよかった。兄がそうだった様に、県外の大学に実家から通い、地元でアルバイトに勤しむ僕は金にもならない無駄で大学生らしい関わりは不必要だと切り捨てていた。今までサッカーをしてきたおかげで大学生になっても声を掛けてくれる人はそれなりにいたが、自発的にアクションを起こさなければそれ以上の関係性を作れない大学のシステムに疲弊してしまっていた。
それらを言い訳にうまく振る舞えない臆病な自分を見ないことにしていたことも知っている。
今年は優しい人に沢山会ったんだ。自分を犠牲にして他人の役に立とうと直向きに生きる人間を初めて見た。口だけそう動かす人達は今まで幾らでもいたけれど、彼らは本気なんだ。何も疑わずお人好しなんだ。
彼らに出会えて本当に良かった。大袈裟かな。普段それ程自分の想いを口にすることの多くない僕がこんな思いを馳せてこっそり文章にしていることを知ったら驚くだろうか。それでもいい、今年僕が作らない笑顔で接することのできた彼らはそれ程の感謝と尊敬と発見を与えてくれたんだ。
ゴミクソみたいな出来事が年始めにあったけれどゴミクソはゴミクソでゴミ箱にポイ。ゴミ箱ごとポイ。ポイした事すら霞む程に沢山の感謝を有難う。
来年の抱負は